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ナッチャン姉妹、運航休止へ

180億円の“超セレブ姉妹船”決まらぬ“嫁ぎ先”
nacchans.jpg

 今月いっぱいで運休となる次世代型高速フェリーの去就が注目されている。青森~函館航路で世界最大、最高速の双胴型フェリーとして華々しくデビューした「ナッチャンRera(レラ)」「ナッチャンWorld(ワールド)」の2隻が、原油高のあおりでわずか1年あまりでその役目を終えることになったのだ。2隻合わせて約180億円の“超セレブ姉妹”も、過去に青函航路に就航した高速船と同じ、悲しき運命をたどることになりそうだ。

 2隻を所有する東日本フェリー(函館市)は9月、青森~函館航路のほか、津軽海峡3航路のフェリー運航事業から撤退する方針を固めた。昨年9月と今年5月に相次いで就航した姉妹も10月いっぱいで運航を休止し、現在、売却かリースによる引受先を探している。

 就航当初は、客足が落ち込む青森-函館航路に投入された世界最大級の高速フェリーとして脚光を浴び、昨年7月には異例の時刻表の表紙まで飾ったが、運休まで残り1カ月をきった今でも、新たな“嫁ぎ先”探しは難航。先月28日には妹の「ワールド」がボヤ騒ぎまでおこしてしまった。


 姉妹はオーストラリア製で、京都市の小学生によるデザインが採用されたことから、この小学生の愛称「ナッチャン」、およびアイヌ語で風を意味する「Rera」を合わせた名称が採用された。側面にはかわいらしい魚や女の子が多く描かれ、ほのぼのした外観だが、鉄道や船舶など交通事情に詳しい作家の小牟田哲彦氏は、その高性能ぶりを解説する。

 「ナッチャン姉妹のスペックは、双胴型高速船で全長112メートル幅30.5メートル。総重量1万トン。普通自動車350台を運べるうえ、満載時も36ノット(時速70キロ弱)で航行可能で、国内のフェリーとしては最速級。在来船で函館まで約3時間半のところが2時間で結びます。定員はワールドが800人、レラが774人」

 36ノットは太平洋戦争時の駆逐艦の最高速度に匹敵。船底が2つに分離した独特のスタイルとアルミ軽合金のボディーで、「為替相場にもよるが、1隻あたり約90億円」(小牟田氏)。

 まさに“完全無欠”の姉妹だが、11月以降については2隻の停泊料が当面の頭痛のタネ。東日本フェリーは「函館港にプライベートパース(自社停泊スペース)がありますがあくまで1隻分。もう1隻は、船体の規格に合い、かつ安価で停泊させられる全国の港を探すことになる」と津軽海峡から姉妹の“別離 ”を宣言している。

 売却先についても、フェリー業界に詳しい旅行業関係者は「どこに買われていくのか、あるいはスクラップになってしまうのかも分からない。ただし、国内の船舶会社はどこも余裕がなく、海外へ行ってしまうのは間違いないだろう」と極めて悲観的だ。現時点のオファー状況について、同社は「情報の出方次第で売却価格が大きく変わることもあり、一切コメントできない」としている。

[ 2008/10/08 08:00 ] トピックス | TB(0) | CM(0)

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